FIREしたいミニマリストが目指す貯蓄率は?

FIRE

FIREを目指して日々資産形成に励んでいる皆様、あと何年でFIREできるのかな~、とつい立ち止まって考えてしまう夜はないでしょうか。
私なんかは1日でも早く会社を辞めたくてしょうがない、ということもあって1週間に1回は考えてしまいます

そんな時に自分がどれくらい頑張っているか、確認できる指標があれば便利ですよね。
自分がFIREに向けて着実に進んでいることがわかれば、明日からの会社でのストレスも耐えられるというものです。

この記事では30代独身サラリーマンが、FIREをめざして資産形成をしていくうえで指標の1つとしている貯蓄率について書いてみたいと思います

☆こんな人におすすめ!
・FIREを目指しているけど、つい不安になってしまう
・節約など日々の頑張りを数字として確認したい
・資産額以外の目標が欲しい

FIREを目指すときに重要なのは収入と支出のバランス

さてFIREを早期に達成するために必要なのは何でしょうか?高い年収、、、それとも節約生活、、、でしょうか?

年収が高ければ簡単にFIREを達成できそうですが、豪勢な暮らしをして支出が多くなれば意味がありません。一方でいくら節約をして質素な生活をおくろうとも、収入がなければ、こちらもFIREまでの道のりは遠そうです
結局はFIREを目指すうえで重要なのは収入と支出のバランスなんですね

簡単に言うとこの”バランスの具合”を表す指標が”貯蓄率”だと考えています

貯蓄率とは

貯蓄率の計算方法は簡単です
自分の手取り収入に対する貯金(もしくは投資)の割合が、貯蓄率です。具体的には以下のような計算になります。

貯蓄率:
貯金(投資)した額 ÷ 手取り収入 x 100

こんな簡単な指標ですが、この貯蓄率はFIREと密接な関係があると言われています

貯蓄率とFIREの関係とは

貯蓄率とFIREの関係性を表すグラフとして以下のようなグラフがあります

参考:ダイヤモンドオンライン早期リタイアを目指すなら「年収」よりも「貯蓄率」を重視すべき理由

このグラフでは貯蓄分を投資して運用することが想定されており、横軸が貯蓄率、縦軸がFIREまでの年数、そしてそれぞれのグラフが貯蓄(投資)の運用利率を表しています

このグラフから分かることは投資リターンにかかわらず貯蓄率をあげることで、FIREに必要な年数を大幅に短くすることが可能ということです
そして貯蓄率が70%を超えてくると運用利率がどうなったとしても10年以内にFIRE可能な計算になっています

貯蓄率70%ってどういうこと?

さてでは10年以内にFIRE可能となる貯蓄率70%とはどういう数字でしょうか。
以下で具体的な事例を想定して考えてみたいと思います

貯蓄率70%の例1:
手取り年収300万の場合、貯蓄率70%を達成するには年間支出が90万となります
月間支出にすると7-8万ですね。ミニマリストとして達成されている方を見るような数字です。
簡単のために運用利率を0%として、この場合の10年後の資産を計算してみます

  10年後の資産:手取り300万 – 年間支出90万 = 210万 x 10年 =2100万

この方は年間支出90万で生活可能なので、2100万/90万 = 約23年間FIRE生活ができることになります

貯蓄率70%の例2:
こんどは手取り年収600万の場合を考えましょう。この場合貯蓄率70%を達成するには年間支出が180万となります
月間支出にすると15万。これくらいあれば独身としてはかなり余裕を持って暮らすことができますね。
同じく簡単のために運用利率を0%として、この場合の10年後の資産を計算してみます

  10年後の資産:手取り600万 – 年間支出180万 = 420万 x 10年 =4200万

この場合も4200万/180万 = 約22年間FIRE生活ができることになります


20数年間のFIRE生活というと心もとない数字に感じてしまいますが、
上記は運用利率を0%としており、実際にはFIREするまでの10年間、およびFIRE後の20数年間にも運用益があることを考えると(あくまで計算上は)これで十分ということになんですね

FIREしたいミニマリストが目指す貯蓄率

では私が目指す貯蓄率はというと、75%になります!
これくらいであれば節約で日々の生活費を抑えつつ、ボーナスを全額貯蓄に回すことで実現可能な数値だと考えています

ただ現在は月々の貯蓄率が50-60%、ボーナスをいれて年間で70%程度に収まることが多いため、
より一層貯蓄率を増やすための努力をする日々です!

まとめ

今回は貯蓄率について見てきました。記事の内容をまとめると以下のようになります。

・貯蓄率はFIREを目指すうえで重要な指標で、収入と支出のバランスを表す
・貯蓄率を上げるほど、FIREまでの期間を短縮可能。10年以内のFIREを目指すのであれば
 70%以上の貯蓄率が目安となる

そんな貯蓄率75%を目指す私が資産形成のために実践している内容は以下の記事に記載しています。
こちらも参考にしていただければ幸いです
FIREをめざす!資産形成の考え方

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